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谷藤 隆昭; 片野 吉男; 中沢 哲也; 野田 健治
Journal of Nuclear Materials, 253, p.156 - 166, 1998/00
被引用回数:5 パーセンタイル:44.25(Materials Science, Multidisciplinary)JRR-3及び線照射施設を用い、AlO及びMgO単結晶の核分裂中性子及び線照射下における電気伝導度を測定した。いずれの照射においても、照射中に電気伝導度が高くなる照射誘起電気伝導(RIC)が生じた。また、最近、照射量とともに極めて大きな電気伝導度(すなわち、絶縁変化)が起こる照射誘起電気特性劣化(RIED)がいくつかの研究で報告されているが、本研究ではこのRIEDは生じなかった。測定されたRIC及びRIEDが生じなかったことについて、最近の他の研究と比較し討論が行われる。
土谷 邦彦; 斎藤 滋; 河村 弘; 渡海 和俊*; 淵之上 克宏*; 古谷 武*
Journal of Nuclear Materials, 253, p.196 - 202, 1998/00
被引用回数:10 パーセンタイル:63.58(Materials Science, Multidisciplinary)核融合炉ブランケットで用いられるトリチウム増殖材として、リチウム含有セラミックスが有望視されている。特に、リチウム含有セラミックスの中で、酸化リチウム(LiO)が注目されている。一方、ブランケット設計の観点から、トリチウム増殖材の形状として、微小球が採用され各種製造法により微小球製造技術開発が行われている。製造法の中で、湿式造粒法が、大量製造性がよく、かつ、トリチウム増殖材の再処理の観点からも優れていることが明らかとなった。しかしながら、予備製造試験では、酸化リチウムの密度が55%T.D.であった。そこで、本研究では、湿式造粒法による酸化リチウム微小球の密度向上試験を行うとともに、酸化リチウム微小球の特性評価を行った。密度向上試験結果から、ゲル球の熟成温度変更、低焼温度の変更、熱分解温度の変更等により、目標値(80~85%T.D.)を達成することができた。
斎藤 滋; 土谷 邦彦; 河村 弘; 寺井 隆幸*; 田中 知*
Journal of Nuclear Materials, 253, p.213 - 218, 1998/00
被引用回数:62 パーセンタイル:96.74(Materials Science, Multidisciplinary)近年、リチウムタイタネイト(LiTiO)が、トリチウム放出特性等に優れることなどから、トリチウム増殖材の最有力候補材の1つとして脚光を浴び始めている。しかしながら、材料選定に不可欠な、LiTiOの熱的・機械的特性のデータは極めて乏しい。そこで本研究では、密度の異なる3種類のLiTiOペレットを製作し、熱拡散率等の熱特性を測定し、それらの密度依存性を調べた。さらに、他のセラミックトリチウム増殖材候補材(LiZrO,LiAlO,LiSiO)の熱的特性と比較・検討を行った。その結果、LiTiOは、LiZrOと同じ単斜晶系でありながら、LiZrOで観測されたような、熱拡散率の急激な減少や、ヒステリシスは認められなかった。従って、LiTiOは、LiZrOと比較して、熱サイクルによる熱特性変化が生じにくい、より良好な物質であることが明らかとなった。